水に満たされた小宇宙~アクアリウムの楽しみ方

リラックス空間に適したアクアリウム

ゆっくりと落ち着きたい部屋にアクアリウムを持ち込む場合には、そういった場所に適したタイプを選ばないと「こんなはずでは……」なんてことになってしまう場合もあります。せっかく快適な暮らしを実現するためにアクアリウムを取り入れるのですから、ストレスを感じてしまっては元も子もありません。

部屋の環境に応じた熱帯魚飼育セットをセレクトすることは、熱帯の水景色を取り入れた生活を楽しむ上での欠かせないポイントのひとつです。あとあと後悔しないためにも、自分の性格や生活スタイルに合ったアクアリウムを取り入れましょう。

選び方のポイント

プライベートルームでアクアリウムを楽しむためにまず考慮しておきたいのが稼働時の動作音についてです。

例えば一般的な熱帯魚飼育セットでは水を浄化するための濾過器がついていますが、これらは多少なりとも音と振動を発生させます。

最近の濾過器は昔のものに比べて格段に静かになりましたが、それでもこれから毎日、24時間中、この音と振動がやまないことを考えると、これはこれで少し考えてしまいます。

特に低周波は人に少なからず影響を与えるとも言われていますから、こうしたことに敏感な人にはやがて苦痛にすらなってしまいかねません。人によっては音や振動は全く気にならない場合もありますし、そのどちらかで選ぶ飼育セットもおのずと違ってくることになるでしょう。

多少の音なら気にならないようであれば、無音とまではいきませんが比較的静かな熱帯魚飼育セットを安価で手に入れることができます。

音や振動が気になる場合に、まず考えられるのは極めて動作音の少ないパワーフィルターです。これも機種によってかなり差があるので、実際に購入する際には十分に比較検討する必要がありますが、パワーフィルターは音が静かなだけでなく、濾過能力がバツグンに優れているので、特に水を汚しやすい中型以上の熱帯魚には最適です。

ただし水流があまりにも強力なので小さな水槽では中の熱帯魚がぐるぐると回ってしまうため使うことができません。このことはパワーフィルターの数少ない欠点のひとつと言えるでしょう。

最近では「アクアリウムの管理」で先述の自然の循環システムを最大限に活用して濾過器を使わずに熱帯魚やエビなどを健康に育成することができる水生生物の飼育セットが登場してきました。NASAの技術を応用して開発されたエビの飼育セットや、老舗の熱帯魚養魚場がそれまでの経験を凝縮して開発した熱帯魚の水槽など、このような飼育セットはいずれも濾過器を使わないので音も振動もありません。プライベートルームで楽しむアクアリウムには、まさにうってつけです。

容器や生き物の種類も様々ですが、中にはビンのような極めて小さな飼育容器に入れられたものもあります。これらは短期間の飼育はともかくとしても、飼育容器が小さければそれだけ水槽内の調和を保つのが難しくなってきますので、もしこうした容器で購入した場合は、熱帯魚が元気なうちに、なるべく早く広い水槽に移し替えてあげた方が良いでしょう。また、熱帯魚が初めてで飼育に不安があるという方にはレガーロで始める熱帯魚の飼い方が参考になると思います。

生き物と暮らす喜び

アクアリウムは単なるインテリアではありません。水中を泳ぐ熱帯魚は、あなたの用意した世界の中で暮らしています。そして、愛情をもって飼育すれば熱帯魚はあなたを覚えて慕ってくるようになるでしょう。姿形や住んでいる環境は違っても、あなたと熱帯魚は、心を通わせることができるのです。なんて素晴らしいことでしょう!どんなときも、変わらずあなたを待っていてくれる、そんな小さなパートナー。アクアリウムの本当の魅力は、そこから始まります。

  1. アクアリウムの手引き
  2. アクアリウムの管理
  3. リラックス空間に適したアクアリウム

プロフィール


初心者救済!やさしくわかる熱帯魚飼育

120年の飼育経験から生まれた水槽


このサイトはリンクフリーです。

わらべねこ自然画像館(warabeneko.com)に掲載されている、文章、写真、イラスト、動画は、わらべねこ自然画像館の管理人が全ての著作権を有する完全オリジナルであり、著作権者の許諾なく、一部または全部を転載あるいは転用することはできません。
© copyright 2006-2015 SHINJI HONDA OF JAPAN, LIMITED, All rights reserved


動物 > アクアリウムの手引き > リラックス空間に適したアクアリウム