水槽を覗くと、
静かに横たわるミステリーザリガニ。
(ええっ!?そんな……)
グッタリとしたその小さな体を持ち上げると、
なんと、抜け殻!?
下から脱皮を終えたばかりの
元気なミステリーザリガニが顔を出したのでした!
そんなこんなで、
今日も人騒がせな生き物たちに囲まれています。
中でもマガキガイの暮らす水槽「マガキシティ」は、
マガキガイ市長を始め、
水底をトコトコ歩く不思議な魚のカエルアンコウ、
いつも筒に身を潜めて
花のようなエラだけを外に広げるケヤリムシという、
個性派三人組が、
ちょっとアヤシクも平和な日々を過ごしています。
そんなマガキシティでは、
今日もせっせとマガキガイがあちこちをなめ回し、
街の美化に努めます。
まずは自分の殻をお手入れ。
長い口は背中にもラクラク届きます。
次に、壁についたコケに取りかかるマガキガイ。
が、全くキレイになる気配はありません……。
でもマガキガイはいたって真剣です。
ひとしきり壁をなめ回したあと、
今度は街の中央にある大きな岩をなめ始めました。
あまりに夢中で
岩に貼り付いているカエルアンコウにも
まったく気づかないマガキガイ、
そしてついに、
その長い口でカエルアンコウを
なめてしまったのです!
でもカエルアンコウは微動だにしません。
ビックリしたのはマガキガイの方。
「何か変な物を触った」とでも言わんばかりに、
慌てて口を引っ込め、
そして思わず逃げ出すマガキガイなのでした。
でも一番の被害者は、
その間ずっと、
マガキガイの踏み台になっていた
ケヤリムシだったのかも?