奇妙で優しいマガキガイの世界
マガキガイは6センチほどの殻を持つ巻貝の仲間です。貝殻は猛毒生物であるアンボイナに似ていますが、マガキガイは無毒で、それどころか、自分より小さな動物にも危害を加えることのない、とても穏やかな生き物です。左右が対称ではない生き物で、左目は正面から突き出し、右目は横から出てきます。目のついている柄の途中からは触角が生え、口はまるでゾウの鼻みたいに長く伸びるという、見れば見るほど奇妙な姿をした生き物です。岩を登ったり水槽の壁に貼り付いたりと、とても活発で、しかもゴトッという音と共に、よくころげ落ちます。でもひっくりかえっても大丈夫。一瞬の早業で見事に起きあがるのです。この、見た目も行動も、なみ外れてユニークなマガキガイは、飼育してみると更に多くの驚きと感動を与えてくれます。時には思わず笑ってしまうような、そんな仕草もみせてくれる魅力的なマガキガイの飼育について、わかりやすく解説していきたいと思います。
【マガキガイのプロフィール】
軟体動物門 曲体亜門 腹足綱 前鰓亜綱 中腹足目 ソデボラ亜目 マガキガイ科
マガキガイ | 学名 | 殻長 | 生息地 |
---|---|---|---|
Conomurex luhuanus | 6cm | 房総半島以南の暖かい海 |
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