化石

化石は数万年から数億年前の生物や、その痕跡が、石となり保存されたものです。

足跡など、その痕跡が保存された化石の場合は生痕化石と呼ばれます。

骨や殻などがそのまま残っている場合もありますが、多くは他の物質に置き換わって保存されたり、土中に残された型に流入した物質が硬化するなどして作られます。特に二枚貝や巻貝、サンゴ、アンモナイト、オウムガイ、ベレムナイト(イカの仲間)などはオパールや方解石、メノウ、黄鉄鉱など、美しい鉱物に置き換わることもあり、宝石として取引されるほどの価値を持つものも少なくありません。

また、琥珀(こはく)には新生代の昆虫などが閉じこめられていることが多く、これらは虫入り琥珀と呼ばれ、化石として扱われることが多いようです。

【化石として残りやすい主な生物】

・三葉虫
・アンモナイト
・オウムガイ
・腕足類
・サンゴ
・貝類
・魚類
・恐竜
・樹脂(琥珀、ブルーアンバー)

【関連項目】

生きた化石
遺存種
鉱物

【関連サイト】

石ランド
化石の標本箱
天然石の楽しみ方