ディケロフィゲ

9.化石と進化

ディケロフィゲ(パレオニスクス類)の写真と解説

ディケロフィゲ

学名  Dicellopyge sp
分類  脊索動物門  脊椎動物亜門  硬骨魚綱
年代  石炭紀
産地  中央シベリア

現生古代魚の祖とされるパレオニスクス類の一種で、ガノイン鱗(ひし形でエナメル質の固いウロコ)と歪形尾(上方が肉質で長い原始的な尾)が特徴的な古代魚です。淡水域に生息し、小魚などを食べて暮らしていたと考えられています。現在でも地球上にはアミアやガーパイク、ポリプテルスなど、こうしたガノイン鱗を持つ生きた化石と呼ばれる魚たちがいますが、この種の魚たちは、このディケロフィゲのようなパレオニスクス類から進化したと考えられています。