ツールナイフの種類と解説

アウトドア用品「ツールナイフ」

ツールナイフはナイフの他に缶切りやドライバーなど、様々な役割のブレードを持つ、最も観察旅行に適した便利なナイフです。ヴィクトリノックス社とウェンガー社のものが特に有名で、スイス軍の装備品として採用されていることでも知られています。日本でも十徳ナイフというツールナイフが古くから親しまれています。

ヴィクトリノックス

ヴィクトリノックス社のツールナイフは美しく使いやすく、そして極めて耐久性に優れた一流品です。ツールがたくさんついたものは重くなりますのでシンプルなものをオススメします。お菓子や食品類のパッケージを開けたり、現地調達したウェア類のタグを切ったりと、とにかく使用頻度の高いハサミのついたモデルを選んでおけば、その便利さを実感できるでしょう。

クラシック

もっとも使いやすく携帯に優れたツールナイフがクラシック。小さいのでキーホルダーがわりにしても便利です。特にメインのナイフをツールナイフではなくポケットナイフにするのであればクラシックがベストチョイス!よく使うハサミの取り出しやすさもずば抜けていて、とにかくひとつは持っていて損のない、本当に役に立ってくれるツールナイフです。

トラベラー

旅行に慣れた人には定番のモデルがこのトラベラーです。ナイフ、ドライバー類にハサミを加えたシンプルなツールナイフで、実用度はナンバーワン!クラシックとは機能がかぶるので、どれか一本というのならこのツールナイフをオススメします。

コンパクト

トラベラーからスモールブレードを省き、缶切りと栓抜きをひとつのブレードにまとめることで、より薄く軽量にしたモデルがこのコンパクトです。小マイナスドライバーはなくなりましたが、この携帯性は魅力です。

スイスチャンプ

ありとあらゆるものが装備された豪華なモデルがこのスイスチャンプ。まさにツールナイフの王様といった貫禄があります。あまりにも厚すぎるため観察旅行には向かないかもしれませんが、机の上にひとつあれば意外と重宝します。また、災害時には大きな助けになってくれそうです。

ウェンガー

ウェンガーはビクトリノックスと双璧をなすツールナイフの老舗です。デザインはやや無骨ですが、そのぶん見るからに頑丈そうで頼りがいのあるツールナイフです。 ビクトリノックスとラインナップもよく似ていますので、とぢらを選ぶかは好みによるところが大きいでしょう。

レザーマンツール

プライヤーをメインとした画期的なアウトドアツールがこのレザーマンツールです。ツールナイフにもプライヤー付きのモデルはありますが、ことプライヤーとしての性能においてはレザーマンツールの方がはるかに優れていると言わざるを得ません。頑丈さについても申し分なく、25年間もの保障をかかげてる点にもマイスターの自信がうかがえます。ツールナイフとしてはやや重いのが難点ですが、ナイフの使用頻度が高くないならレザーマンツールが一番のオススメ!とにかく実用的で便利なアウトドアツールです。中でもイチオシはWAVE。各ツールの配置が絶妙で、使い勝手の良さはもちろんのこと、デザインもまさに機能美と呼ぶにふさわしい美しさを備えた究極の一本です。

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