ホウネンエビは水田などの浅い淡水に生息する約2センチの小さな甲殻類で、ホウネンエビがたくさん現れた年は豊作になるという言い伝えから豊年エビと呼ばれ喜ばれています。ホウネンエビもアルテミアと同じく無甲類と呼ばれる仲間に分類され、生きた化石とも呼ばれる原始的な生き物のひとつです。
カブトエビを飼育したり、稲を家庭栽培していると、土に卵が混じって入り込んでいることもありましたが、近年では外国産のたいへん美しい種類のホウネンエビが飼育セットとして販売されるようになりました。これもカブトエビ飼育セットと同様に、夏場に販売されることが多いのですが、こうした生き物はおおむね高温に弱いため、5月から6月あたり、気温が20度前後に安定した頃や、冬場にパネルヒーターを用いて20度前後に保てる環境を用意してあげた方が安全です。
とてもデリケートな生き物ですので、説明書に書いてあることをひとつづつしっかり守っていくことが成功の秘訣と言えるでしょう。
【関連項目】
パネルヒーター
飼育セット
生きた化石飼育セット
【項目一覧】
わらべねこ自然画像館
サイトマップ