恐竜の模型は大きく2つに分けられます。ひとつは当時の恐竜の姿を再現した復元模型。もうひとつは化石として発掘されたものをそっくりに再現した化石のレプリカです。
博物館においても貴重な恐竜化石はレプリカによって展示するのが一般的ですが、このことからも近年のレプリカのクオリティが実物にかなり近い域にまで達していることをうかがい知ることができます。
ちなみに以前はお菓子やジュースのおまけに小さな恐竜の模型がついているのをよく見かけましたが、小さいながらも驚くほど精巧にできていて、科学教材としても十二分に耐えうる素晴らしい作品と言えるものでした。
ご興味のある方はインターネットのオークションなどを覗いてみるといくつも見つかると思います。
もっともオーソドックスで人気があるのはやはり復元模型です。今ではもう会うことのできない恐竜たちが部屋にやってくるなんて、考えただけでも胸が高鳴ります。
特に小型恐竜をモチーフにしたものの中には実物大で作られたものもあり、まるで生きているかのようなその造形の高さは芸術品と呼ぶにふさわしいクオリティに仕上がっています。
また、恐竜化石のレプリカも人気の高い模型のひとつです。本物の化石はまず手の届かないようなティラノサウルスの頭骨のモデルなどもあるのですから、これなどはまさに古生物の科学教材としては高い意義を持つ模型と言えるでしょう。
せっかくの模型なのですから、やはりリアルで今にも動き出しそうなポーズのものを選んだ方が楽しいと思います。
ディスプレイにも一工夫して、エアープランツや熱帯魚用の流木などをそれらしくレイアウトした水槽の中に飾り、あたかも小型恐竜を飼っているかのような雰囲気に演出しても面白いでしょう。
机の上などに置く場合でも、模型のとなりに天然石やソテツなどを添えるだけでグッと古代のイメージに近づけることができます。