自然観察を始めよう

らくらく自然観察

誰にでも出来て長く続けられる自然観察。生涯の楽しみが待っています。

いつでもすぐ始められる自然観察

葉の上の美しいゾウムシ

らくらく自然観察のサイトへようこそ!このサイトでは身近にある自然観察の楽しさを紹介していきたいと思います。純粋な気持ちを呼び覚ます新鮮な驚きの数々……。いざ新しい発見があふれだす自然観察の世界へ!

より広く、より深く

自然観察を始めるといっても、何も特別なことはありません。たとえば夜空に輝く星々。星座早見表に描かれたたくさんの星座をみて、こんなのとても覚えきれないと放り投げてしまってはいませんか?そんなときは一番好きな星座をひとつだけ覚えてみるのがオススメです。それだけでも夜空を見上げるのがだんぜん楽しくなります。自然観察を始めるのに試験はありません。なにも全部覚える必要なんて全くないのです。興味のあることだけを探求していくことも、自然観察の楽しみ方のコツと言えるでしょう。

おあつらえ向きの観察対象を探しましょう

自然観察の対象には様々なものがあり、それぞれが大きな魅力を持っています。動物、植物、天体、風景……。ぜひ、いろいろな事にチャレンジしてみて下さい。気にもとめていなかったことなのに、気が付いたらとてつもなくのめりこんでいる、自然観察とはそういう世界です。専門外、興味がなかったもの、それこそが、新たな驚きに満ちた世界への扉なのかもしれないのです。そして本当に探求したいものが見つかったとき、きっと、とびきり充実した豊かな毎日を過ごしていることに気付かれるはずです。

動物

動物に意識を向けてみると、野鳥、野生動物、動物園の動物たち、昆虫、ミジンコ、クマムシなど、それぞれに奥深い魅力があります。そして彼らは特別な場所に行かなくても、私たちのけっこう身近で暮らしています。ちょっと郊外にでて川をしばらく眺めていると、カモなどに加えて小鳥たちも姿を現すかも知れません。こんなとき、双眼鏡やフィールドスコープがあれば、感動をより大きく増幅してくれます。「意識してみる」ことで、身近にたくさんの生命が感じられるようになれば、外を歩くだけでワクワクしてくるようになりますよ!

植物

日頃からルーペを持ち歩くようにしていると、いつでもどこでも、思い立った時にすぐ観察することができます。いつも目にする見慣れた雑草でも、拡大してみることで、それまで気付かなかった不思議な模様や精密な構造が目の当たりに迫ってきます。花、キノコ、花粉などなど、何気ないものの中にあふれんばかりの思いがけない発見が潜んでいるのがミクロの世界なのです。ジッとしていてくれる植物は、まさにミクロの世界をかいま見る初めての観察にはうってつけです。ぜひ、この美しくて魅力的な世界を存分に楽しんでみて下さいね!

天体

どこまでも美しく、そして果てしない夜空に浮かぶ星々。そこには人智を越えた計り知れないほどのスケールと、とてつもない秘密が隠されています。星座にまつわる神話も実に興味深く、心をゆさぶります。たとえば肉眼では北斗七星を小さくしたように見えるプレヤデス星団(すばる)。プレヤデスは狩人オリオンに追われ続けた7人の娘たち。主神ゼウスはそれを憐れみ、娘たちを7羽のハトとして、オリオンともども星座にしたという物語が伝えられています。オリオン座の先にある大きな明るい星アルデバランを目印に、更に先をたどってみるとプレヤデス星団が見つかります。それはあたかも、棍棒を振りかざした巨大な狩人と、小さな小鳥たちのようです。天体観察の楽しみ方はまさに十人十色。惑星、月、銀河、星座と神話、それぞれ尽きることのない大きな魅力が、いつでも変わらずにそこに有り続けてくれることでしょう。

風景

力強く流れ落ちる巨大な滝、地底に広がる鍾乳洞、澄み渡る静かな湖面、パノラマに広がる大山脈、四季おりおりの森の姿。自然の造り出したるダイナミックな光景の数々は、圧倒的な迫力で私たちを迎えてくれます。細部にいたるまで練り込まれた美の数々。そして同じ風景でも季節や時間によって全く違った顔を見せてくれるのです。お気に入りのスポットは、もうそれだけで、とっておきの宝物。そんな素敵な場所を探しに出かけてみるのも、自然観察の大きな楽しみのひとつです。

自然との付き合い方

いつまでも素晴らしい自然を楽しむためにはローインパクトな行動スタイルが不可欠です。アウトドア先進国の欧米に学ぶ、インテリジェントエコスタイル。スマートな自然観察は、それだけでステータスなのです。

ローインパクトの美学

あたかも誰も立ち寄らなかったかのような、そんな立ち去り方が理想ですが、誰にでもできる簡単なエコスタイルがあります。それは、とにかくゴミを捨てないことです。ゴミ箱以外にはゴミを捨ないという、ごく簡単なマナーを守るだけで、貴重な生き物の生命が救われたり、美しい自然の姿をいつまでも留めておくのに、絶大なる効果を発揮するのです。なにより、なんて素敵なんだろうと思ってた人が、野外や道ばたにゴミやタバコの吸い殻を投げ捨てている場面に遭遇してしまったら、それはとてもショッキングで悲しい出来事ですよね。「その場所に、本来なかったものは、置いてこない」ローインパクトの究極奥義です。

写真を撮ろう!

そんなわけで、自然観察を行う上では、いかに元のままの状態を維持できるかが大切と言えます。採取をしたり踏み荒らしてしまうと、それは時として大きな傷跡を残してしまう可能性もありますが、写真を撮るだけならそれらを傷つけてしまう可能性も少ないでしょう。そして、そのとき目の当たりにした最高の美しさを、いつまでもとっておくことができるのです。楽しみのための観察であるならば、採取よりも写真を撮ることを目的にすると、標本よりも、もっと素晴らしい思い出が、ひとつ、またひとつと増えていくに違いありません。そしてそれは、穏やかで満ち足りた、心の栄養にもなっていくと思うのです。

写真撮影は穏やかに

野外では撮影に夢中になりすぎると他のことに意識がいかなくなり、思わぬ事態を引き起こしてしまう危険があります。あくまで楽しみのための観察であることを忘れず、余裕を持ってゆったりと行動しましょう。うっかり手をかけた岩の上に毒ヘビがいるかもしれません。小石を放り投げた先にハチの巣があるかもしれません。クマやイノシシと出会えば、それだけで命にかかわる大ピンチです。立ち入る先の情報には十分に確認して、くれぐれも乱暴な行為に及びませんように。特に足下などはよく注意したいものです。場所によっては転落して大事故になってしまうことだってありえますし、また、中には草むらに巣を作る生き物もいますから、もし、うっかり卵やヒナを踏みつけてしまっては、それこそ、とりかえしのつかない一大事です。そんな事態にならないよう、道以外の場所にはできるだけ踏み入らないようにするような配慮も心がけておきたいものです。

撮影のポイント

最近は高性能デジカメが手頃な価格で手にはいるようになり、デジカメ一台だけでも十分に撮影が楽しめます。まずよほどのことがない限り、すでにお持ちのデジカメで十分なはずですが、もしデジカメをこれから購入しようと思っている場合は、出来るだけ明るいレンズのものを選ぶことをオススメします。「F値/F2.7」などと書かれているもので、この値が小さいほど、明るいレンズということになります。これは多少暗くてもフラッシュを使わずに撮影するためには重要なポイントで、F値が大きくてもISO感度を高く設定すれば写りはしますが、画像が荒くザラついた感じになってしまいます。フラッシュを使うとその場の雰囲気や本来の色が損なわれてしまうので、自然観察での撮影においてはできるだけフラッシュは使わない方が良いでしょう。

野鳥やミクロの世界を写そう

地上用の望遠鏡をフィールドスコープと言いますが、これにデジカメを接続して、野鳥などを大アップで撮影するのがデジスコです。動物園でその表情にまで接近したり、近づくと逃げてしまうアゲハチョウなどをあらかじめ花にピントを合わせて待機しておいて遠くから撮影するという使い方もできます。顕微鏡ですが、こちらはデジカメをつなぐのではなく、パソコンにつなげる顕微鏡を使ってパソコン側で画像を保存するという方法になります。パソコンに取り込む必要がないので、場合によってはむしろデジカメよりも手軽かもしれません。そして天体望遠鏡の場合ですが、赤道儀を設置して自動的に星を追いかけるようにすると、美しい天体写真も意外と手軽に撮影できるでしょう。天体の撮影をしてみたいと思ったら、まずは美しい写真が撮りやすい月の撮影から初めてみるのがオススメです。きっと想像以上に楽しいと思いますよ。

付録: 実践!観察のスタートアップガイド

自然観察に関する基本的なスタートアップガイドです。特に機材については、その種類やオプション類の多さから、いったい何を選べば良いのかサッパリということも少なくありません。最初のこの部分でつまづいてしまってはあまりにももったいないので、ここでは何もかもが初めてという方を対象に、基礎知識がなくても頑張ればどうにかなってしまいそうな、手軽さ、簡単さといったことを前提にした情報をお伝えしていきたいと思います。ですから、テクニックなどの応用的なことついてはあまり触れていませんが、自然観察に慣れてきたら、ぜひ専門のサイトや書籍なども読んでみて下さいね。

自然観察用品のお話

顕微鏡を発明したオランダの眼鏡師ヤンセン親子、そして望遠鏡を作ったオランダのレンズ研磨師リッペルスハイ。一台の顕微鏡や望遠鏡には、彼らから始まる光学機器の歴史、先人たちの情熱と創意工夫が脈々と受け継がれています。人類が知の探求のために積み重ねてきた偉大な発明品の歴史を感じながら、自然観察をより深く楽しむための観察用品の数々を紐解いてみたいと思います。

フィールドスコープ

デジスコ

双眼鏡

天体望遠鏡

顕微鏡

ルーペ

自然観察の専門書


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