ベースボールプランツはサボテンによく似ていますが、サボテンではありません。サボテンと双璧をなす多肉植物界のもうひとつの勢力、ユーフォルビア属の一員です。サボテンとユーフォルビアとの違いはトゲにあります。トゲの根元を見てみて、一箇所からいくつものトゲが出ているのがサボテン、一つのトゲだけが出ているのがユーフォルビアです。また、ユーフォルビアは傷をつけると白い液体が出てきます。これは漆(うるし)などと同じように有毒のアルカロイドですので、皮膚についたらすぐ水でよく洗い流しましょう。
ベースボールプランツは明るい場所を好みますので、外光の差し込む室内で育てるのが好ましいです。水は必ず用土が完全に乾いてからあげます。多肉植物ですから水のあげすぎには気をつけましょう。乾燥には強いので特に冬場はほとんど水をあげなくても大丈夫です。夏場は風通しの良いところ、冬場は温度変化の少ない、できるだけ温かい場所に置いておきます。
ベースボールプランツは小さくてコンパクトなため、置き場所にも困りません。卓上ライトの真下におけば、陽の差し込まない部屋でも育てることができます。机の上などに、ちょこんと置いてみてはいかがでしょうか。かなりなごみますよ♪