マドカズラは葉の大きな穴が空いているという大胆な形をした観葉植物で、その個性的な葉はたいへん魅力的で興味を引きます。良く生長し、良く殖える、丈夫で楽しい観葉植物です。
マドカズラは少しくらい暗くても育ちますが、あまり寒いのは苦手ですので、冬場は水やりを少なめにして窓辺から離れた場所に置くなど、少しでも温かくしてあげましょう。透明なビニールの袋でマドカズラを鉢ごと覆ってあげるのも手です。春から秋にかけて、マドカズラが成育している時期の水やりについては用土が完全に乾ききってからではなく、用土の表面が乾いた段階で十分に水を与えます。また、マドカズラは大気中の湿度を好む傾向にありますので、週に一度くらいは葉に霧吹きで水をかけてあげましょう。
マドカズラはエキゾチックな観葉植物として有名なモンステラに近い種類ですが、マドカズラの方がはるかに小さいので置き場所にも困りません。また、大きく伸びたらマドカズラを茎から切って水を入れたコップに挿しておけば、そのまま水耕栽培で育てることもできます。このとき出てくるマドカズラの新芽は明るいグリーンの小さな水中葉ですが、小さいながらもちゃんと穴はあいていて、まるでミニチュアのような可愛らしさを楽しめます。