食虫植物のやさしい管理方法

食虫植物の育て方

食虫植物は知れば知るほど不思議な植物です。食虫植物という名前の草があるわけではなく、虫を捕まえる機能を持った植物たちのことをまとめて食虫植物と呼びます。栽培については虫をあげないと育たないと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。光と湿度に気を付けるだけで健康にすくすくと育ってくれます。

食虫植物の育て方

植物の葉は窒素、根はリンで出来ていますが、食虫植物は栄養分の少ない土地で昆虫から窒素やリンを得るために捕虫の仕組みを手に入れました。ですから、用土に肥料などをあげようものなら虫を捕ることをやめてしまい、ぐんぐん伸びてもいっこうに補虫用の葉がつかず、ちっとも不思議じゃない植物になってしまいます。そればかりか用土が腐って枯れてしまうこともありますので、くれぐれも食虫植物の鉢には肥料はあげないようにしましょう。肥料はなんとなく食虫植物が元気のないときに、捕虫袋にわずかな量を落としてあげるだけでも十分です。

食虫植物は主に湿地帯の植物なので用土には新鮮なミズゴケが適してます。食虫植物の栽培にあたっては用土を常に湿らせておく必要があるため鉢の下に受け皿を置いてそこに水を張っておきます。このようにして鉢が受け皿から絶え間なく水を吸い上げてくれるようにしておくわけです。これを腰水と言います。とにもかくにも、食虫植物を栽培する上で最も重要なポイントは、いかに湿度を高く保つかということですが、一案としては熱帯魚用の水槽に数センチほど水を入れ、小さなスノコか、逆さまにした素焼きの植木鉢をいくつか置いて、その上に食虫植物の鉢を乗せます。フタはピッタリとして、できるだけ高い湿度を保つようにしましょう。この方法であれば腰水は必要ありません。なお、プラケースのフタは網状で湿度が保てないため、プラケースを用いる場合は透明な下敷きなどをフタがわりにすると良いでしょう。ある程度高さのある60センチくらいのガラス水槽かアクリル水槽を用いると管理もしやすくて便利です。水槽の上に明るい蛍光管に取り替えた熱帯魚用の二灯式蛍光灯を二つ乗せれば、全く自然光の当たらない室内でも栽培することができます。

食虫植物の成長はゆっくりしていますが、いつのまにか勝手に殖えていたりします。ただし、環境の変化に弱く、株分けをするとあっという間に全滅してしまうこともありますので、どうしても殖やしたいというのでなければ、あまりむやみに用土をいじったりはしないほうが良さそうです。なお、ウツボカズラの一部やヘリアンフォラなど、食虫植物の中でも高地に産する種類は一般的に栽培が難しく成長も著しく遅いので、こういった食虫植物の栽培はオススメできません。

食虫植物の楽しみ方

食虫植物は不思議草の王様とも言えるような植物たちです。種類も多く、姿形も様々で興味はつきません。食虫植物にどっぷりとはまってしまった人も数知れず、本当に魅力的な植物たちと言えます。栽培の難しい種類も多いので、丈夫で育てやすい種類を選ぶことが大切です。初めての方はハエトリソウやサラセニア、ウサギゴケなどから始めてみることをオススメします。
食虫植物
ウツボカズラの一種、ネペンテス・カンパニュラータ



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