ライトの種類と解説

熱帯魚用品「ライト」

意外に重要な熱帯魚と光の関係についてのお話です。

熱帯魚とライト

熱帯魚を飼育において意外と軽視されがちなライトですが、実はなかなかあなどれないポイントでもあります。そんなわけで、ここでは熱帯魚と光の関係について考えてみたいと思います。

光の重要性

熱帯魚とひとくちに言っても、種類によってはナマズなどのようにほとんど光を必要としない魚もいますが、昼行性の熱帯魚にとって色彩と光には深い関わりがあり、例えば昼行性の熱帯魚に光を当てないで飼育すると急速に色彩が劣化していきますし、フィルターの中などに入り込んでしまって真っ暗の中で暮らしていた魚の体色は真っ白になってしまいます。私の経験では、だいぶ前になりますが、ベタを野外の池で飼っていた事がありました。ベタはさんさんと降り注ぐ太陽光を浴びながら、ひと夏を過ごし、そして涼しい風が吹き始めたある日、水温が下がる前に水槽へ戻そうとベタを池から掬い上げると、網の中には今まで見たこともないような強烈な輝きを放つ元気なベタの姿があったのです。また、以前にガードネリーという色彩鮮やかな熱帯卵生メダカを飼育していたことがあるのですが、暗い容器に飛び込んでしまっていたのにずっと気付かず、救い出した時には、身体はやせ細り、頭だけが異様に大きく、そして、体は真っ白になっていました。このとき、改めて光の重要性を強く感じたものです。

熱帯魚が美しく見えるライトの置き方

ネオンテトラやネオンドワーフレインボーなどのようにまばゆく輝く熱帯魚は、側面や背面から光が回らないようにしたうえで、斜め上方から光を当てた時、まさに最高の輝きを見せてくれます。例えば熱帯性海水魚のコバルトスズメなどは真上から照明を当てている場合がほとんどですが、この魚を斜め上から照らすと見違えるように強烈なメタリックブルーの輝きを放つのです。こうした理由から、メタリックカラーの魚を美しく鑑賞するためにはライトはできるだけ前面に置いた方が良いと言えます。

メタリックカラーの熱帯魚に適したライト

メタリックカラーの熱帯魚は斜め上方からの光のみが当たった時に最も美しく輝くわけですが、蛍光管が二つついている二灯式のライトは背面に光が回り込みやすいので、こうした魚を鑑賞するには二灯式より一灯式の方がより美しく見えます。ただし当然ながら二灯式のライトに比べて明らかに光量は少ないので、明るい光を必要とする水草水槽には不向きです。一灯式のライトを用いた水槽に水草を入れる場合は比較的光量が少なくても育つミクロソリウムやウィローモス、アヌビアスなどを植えるのが良いでしょう。蛍光管の種類ですが、観賞魚用の蛍光管は特に青と赤が美しく見える波長が出るように作られていますが若干暗く、色にも偏りがありますので、より自然に近い色調で鑑賞したい場合には一般の電気店で購入できる自然光タイプの蛍光管に交換すると良いでしょう。余談ですが、メタリックカラーの熱帯魚は朝の木漏れ日が斜め上から当たったときの美しさと言ったら、もはや筆舌に尽くしがたいと言えるほどのものです。アフィオセミオン・ストレイタムなどを飼育する機会がありましたら、ぜひ、お試しになられることをオススメします。

水草水槽に適した照明器具

明るい光を必要とする水草水槽には、やはり二灯式か、一灯式を二つ用いるべきです。できるだけ水槽の隅々まで、まんべんなく光が届くようにしましょう。また水中は陸上に比べて日照時間が短いので水草水槽もあまり長い時間照明を当てる必要はありません。むしろコケなどが必要以上に発生しますので一日8時間くらいで十分です。蛍光管は植物育成用よりも、一般の電気店で購入できる自然光タイプの蛍光管に交換した方が、より明るく優しい雰囲気になるでしょう。また、一般の植物用とは別に、水草用に開発された蛍光管もありますので、育成がなかなかうまくいかない水草がある場合は試してみると良いかもしれません。

その他の選択ポイント

ライトはセットする蛍光管によって水槽内の雰囲気もがらっと変わります。好みに併せて色々と試してみるのも楽しいものです。なお、ライトにコンセントがついているものも多いのですが、水が入り込みやすいので、なるべく使わない方が無難です。その際はビニールテープなどでコンセントをふさいでおくと安心です。特に海水魚の水槽に用いる場合にはライトのコンセントはしっかりと封印して下さい。また、スイッチが防水仕様になっているものもありもあり、安全性の面からもオススメです。ちなみにライトは水槽の大きさごとに作られていますので大きさを確認することも忘れずに。なお、関東と関西では周波数が別になっていますので購入の際は十分にご注意を(通常は関東50Hz、関西は60Hzです)。

番外編!サンゴの蛍光色が美しく見えるLEDランプ

サンゴの蛍光色をより美しく鑑賞するための特別なランプです。なかなか手に入らないランプですが、LEDなので事実上、球切れの心配がなく、熱を持たず、消費電力が極めて少ないのが特徴です。LEDはそのずば抜けた性能から、すでに懐中電灯では瞬く間に大きなシェアを得ましたが、観賞魚用品の世界にもこうした技術が導入されるのはとても興味深く嬉しい限りです。


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