ケイチョウサウルス(貴州竜)

9.化石と進化

ケイチョウサウルス(貴州竜)の写真と解説

ケイチョウサウルス(貴州竜)

学名  Keichousaurus hui
分類  脊索動物門  脊椎動物亜門  爬虫綱
年代  三畳紀
産地  中国貴州省

三畳紀は水生爬虫類が栄えた時代で、ケイチョウサウルスはその時代の代表的な半水生爬虫類の一種です。陸上ではバランスの悪いその長い首も、ヘビクビガメがそうであるように、きっと水中で生活するには便利だったのでしょう。大量の模造化石が中国のおみやげ品として世界中に持ち帰られていますが、現地では盛んに発掘もされていて、太古の中国には確かにこの生物が存在していたことが証明されています。なお、爬虫類は、無弓類(カメなど)、双弓類(トカゲ、ヘビ、ワニ、恐竜など)、単弓類(哺乳類型爬虫類)、魚鰭類(魚竜)、広弓類(首長竜など)に大きく分けられますが、ケイチョウサウルスは広弓類の仲間です。